トイレの神様
2021.11.28

「トイレの神様」って一体何?意味は?そう言われる所以を解説していきます。
普段から必要不可欠なトイレを綺麗に保つことで心も身体も運気をあげて楽しい生活をしていきたいものです。
トイレに神様はいるの?
はい!います。
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)という神です。
烏枢沙摩明王は、烈火で不浄を浄化し清浄と化す力をもつとされ、心の浄化のみならず、日常のあらゆる不浄を焼き払い清める功徳があるとされています。
トイレに花を生ける習慣があるのも、トイレの神様を祀るところから始まったとされます。
昔は便所に神棚を設けたり、花や酒を供えたりしていました。
トイレ掃除で金運、運気をアップする
トイレの神様は火の神でもあるため、その烈火で不浄を浄化し清浄と化す力をもち、不浄除け、運気や金運上昇のご利益があるとされています。トイレをきれいに掃除すると、トイレの神様がたくさんの功徳を授けてくださると考えられるようになりました。
人が嫌がるトイレ掃除、進んで行うことで心の掃除にもなり心も浄化され気が清らかになり金運、運気が上がると言われています。
便器のふたは閉めておき、換気を良くしておくことでさらに良いといわれています。

トイレをきれいに掃除して美人になる、美しい子が生まれるのはなぜ?
トイレの神様は女性の守護神なのです。
お産とも関係が深いとされています。
中国の美しい厠の女神の伝説や、排便の様子とお産の様子との結びつきからきていると言われています。
トイレの神様には母胎にいる赤ちゃんを男の子にさせる力があるとされたため、男の子を求める戦国武将に広く信仰されました。
こうしたことから、トイレの神様を祀ると女性の願いが叶い、トイレをきれいに掃除すると美人になる、妊婦さんがトイレをきれいに掃除すると美しい子が生まれるといわれるようになりました。
地域によって、臨月になると安産祈願でトイレをお参りしたり、子どもが生まれたら儀礼としてトイレ参りをして健康を祈願する習わしもあります。

皆様もまずは家のトイレを綺麗にしてトイレの神様をお迎えしてみませんか。
トイレの神様/植村花菜