きょう、何食べる? 偽典松茸御飯
2021.11.30

今回は、松茸を使わず、松茸御飯を作ってみました。材料に邪道感があるため、偽典(ぎてん)松茸御飯の完成です。
松茸について
秋口に、バーに行ったところ、お通しが松茸ととても豪華なお通し体験しました。
とても格安なバーにも関わらず、国産松茸が出てきて驚きました。
松茸の芳醇な香りが食欲をそそるのですが、どうにも味は美味しくない。

ことわざに、「香り松茸味しめじ」とあります。
ことわざとしては、物事にはそれぞれ長所がある事を示すことわざですが、実際食べてみても、香りは松茸、味はしめじです。
秋の食材として、松茸は外したくない。
でも、美味しいものを作りたい。
でも、松茸は高い。
形が似ているきのこは、エリンギがある。
偽りの松茸として、エリンギを使うだけでは、どうにも面白くない。
偽りという言葉をみて思い出したのが何故かクトゥルフ神話を思い出しました。
料理には、理論的な考え方か、実験的なインスピレーションのどちらかが大切とは思いますが、クトゥルフ神話を食材にしたら、蛸(たこ)くらいなものです。
結果、偽りの松茸に、蛸を合わせた松茸御飯を作ることにしました。
偽典(ぎてん)松茸御飯 2合のレシピ
材料:
・永谷園 松茸の味お吸い物 米1合につき1袋
・酒 大さじ 1
・みりん 大さじ 1
・醤油 大さじ 1
・エリンギ 1パック
・蛸 適量
分量外
・白だし 200ml
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
■-1:蛸を処理していきます。
蛸をそのまま炊飯器に入れてしまうと、縮んでしまい、食感が失われるので、別に味付けをしていきます。
蛸を一口サイズ程度に切っておきます。
分量外の白だし、酒大さじ1、みりん大さじ1を小鍋でひと煮立ちさせた後、蛸をいれます。
蛸を入れてひと煮立ちしたら、ガス停止します。温度は下がっていきますが、味の染み込むのを待つだけです。
■-2:偽りの松茸御飯を仕込んでいきます。
エリンギの処理。
石突をとった後、偽りの松茸にしたいので、できるだけ薄くスライスしていきます。
食感では、ブロック状にした方がよくなります。サイズはお好みになります。
今回のレシピでは、お米を2合使っていきます。
普段通り、お米を研いでおきます。
酒(大さじ1)
みりん(大さじ1)
醤油(大さじ1)
をそれぞれ入れて、かるくかき混ぜた後、上にエリンギを入れて、炊飯器で炊飯します。
■-3:御飯が炊きあがったら
炊飯器の釜に、味の染みた蛸を入れてかき混ぜて、蓋を締めて5分待ちます。
火を落とした蛸に再度食べるに美味しい熱をいれるためです。

完成。
食べてみるとわかる、松茸の芳醇な香り。
そして、一切入っていない松茸。味は松茸のお吸い物に入っている各種出汁が効いているので、とにかく旨い。蛸は白だしの旨味たっぷり。なお、松茸のお吸い物には、松茸は入っておらず、松茸香料だけが入っています。細かい具は、お吸い物の中に入っているので、大枠だけ用意してあげれば簡単にできます。
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