エアコンを使いこなしてみよう。

2021.06.25


エアコンを使いこなしてみよう。

普段何気なく使っているエアコンですが、つかいこなせていますか?
エアコンの日常的なお掃除、お手入れ方法や使い方を解説していきます。

エアコンは、だいたい電源オンで動く!と思っている人が大半ですが、エアコンには便利な機能が多く搭載されています。

そこで、これから来る夏に向けて、エアコンを学んでいきましょう。

■まずは動作確認をしてみよう

夏が来る前に動作確認をするの?という話ですが、7月や8月の暑いシーズンになって、エアコンが壊れている事がわかると修理業者さんの予約を取るのも一苦労。

修理業者待ちで1ヶ月かかることも。

夏場は大変な事になるので、夏が来る前に、動作確認をしていきましょう。

■エアコンの動作確認方法

【エアコンを冷房 18℃にして、風力自動で10分程度かけてみる。】

この18℃にするのは各社共通で部屋の温度よりエアコンの設定温度が低い状態にする、のがポイントになります。

この18℃に設定してから、先ずは10分程度そのままにしておいてください。

ここからは、よくあるケースです。
-1:エアコンがつかない!
-2:冷たい風が出てこない!
-3:なんか匂いがする

それぞれの対処方法です。

-1:エアコンがつかない!

リモコンの電池が切れていませんか?

リモコンに液晶画面がついている場合、文字が薄く場合や、電源ボタンを押してもつかない場合は、大抵電池切れです。
交換してください。

電池交換といっても難しい事はなくて、エアコンのリモコンはだいたい裏蓋がスライドではずれるようになっているので、開けて電池交換をするだけです。

-2:冷たい風が出てこない!

エアコンは電源を入れた直後、冷たい風は出てきません。

エアコンが冷たい風を出す準備ができてから、冷たい風が出てきます。

暖房も同じで、電源を入れた直後は暖かい風がでてきません。

機種にもよりますが、5分程度待つと、冷たい風が出てきます。

-3:匂いがする

エアコンの電源を入れた直後、臭い匂いが出てくる時がありますが、これは3つの理由があります。

①全然動いてなかったので、匂い成分がエアコン本体残っている

エアコンの内部に匂いの元になる成分が残っているときに起こります。普通なら、エアコンが動いている時に、内部の結露水で流されていくのですが、しばらくエアコンを使っていなかったりすると、匂い成分が残ったままとなります。
なので、1時間程度冷房を動かすと、匂い成分が、エアコン内部の結露水に溶け込み流されていきます。

②フィルターが汚れている

フィルターの清掃にホコリなどが付着しているので、これをはずして洗ってください。
今洗っておけば、夏は涼しく生活できます。
夏本番になってフィルターを洗うと、フィルターの乾燥で半日かかるので、その日は使えません。

③室内用空気取り入れ口が汚れている

これはエアコンの機種によって様々なのですが、エアコンにホコリが乗っている時がありますので、エアコンを雑巾等で拭いてあげてください。
動作確認をしてみて、エアコンが動かない時は、リモコンにエラーコードが表示されているかと思います。
エアコンの型番とエラーコードをエアコンの取扱説明書と照らし合わせて、対処方法が掲載されている場合は、対処方法をまずは試してみます。
各メーカーの取扱説明書によっては、エラーコードが記載されていないものもあるので、インターネットで型番 エラーコードを検索して調べていきます。
大体の場合は、清掃後にフィルターがきちんとはまっていないといったケースが多いようです。

■意外と知らない!?ドライと冷房の違い

これから梅雨時期にはいるのですが、意外と使いこなせていないのが、「ドライ(除湿)」と「冷房」の違いです。

人間が生きていく上で、湿度が重要ですが、無さ過ぎても駄目、有りすぎてもダメなのが湿度です。

快適な湿度の目安は60%になります。

体感で測る事はほぼ不可能なので、温湿度計が100均等で売っているのでこれで充分です。

さて、湿度ですが、60%を超えて目安80%近くになってくると「ジメジメしている」と感じるようになります。

が、実は温度との関係性があって、「温度が高いと湿度が高く感じる」ように人間できています。

実際、温湿度計を付けている人は殆どいないと思うので、快適に過ごすためのエアコン設定方法は、ポイントはこれです。

●ドライの機能・効果は
・外が雨で暑いかな?と思ったら「ドライ」にする
・外がとても熱い場合は、冷房にする

として使い分けていくと快適に過ごす事ができます。

■エアコンをきれいにしてみよう

これも意外とされていないのが、日常清掃です。

フィルターが汚れている様子ですが、気がつけばこんな感じになっていたりします。

ホコリがたくさん付いています。

このままでもエアコンはもちろん動くのですが、ホコリやカビが溜まると風邪など病気の原因になりやすくなります。

本来、カビなどは冷房を使った時の結露水で流れてはいくのですが、汚いフィルターは精神衛生上よくないので清掃しましょう。

目安時期は、使用頻度にもよりますが1ヶ月に一回は清掃したいものです。

■早速清掃をしていきましょう。

-1:エアコンの電源を抜く

大抵の場合、エアコン本体の横にコンセントがささっているので抜きましょう。

コンセントを抜く事で、突然エアコンが動き出すといった事故を防げます。

-2:上カバーをあげる

軽く力を入れて優しくあげてあげると、ゆっくりあがります。

ここは力任せにあげないでください。稀にカバーが割れたりして壊れてしまいます。

-3:フィルターを外して、洗う

エアコンのフィルターはメーカーにもよりますが、写真のような黒い網戸風のものがついています。

これを外します。洗い方は水洗いで大丈夫です。

気になるようであれば、台所用中性洗剤で洗って大丈夫ですが、強い洗剤(酸性洗剤など)は使わないようにしてください。

フィルターが劣化したり割れたりします。

-4:乾燥する

外に陰干ししてください。

この陰干しというのがポイントで、直射日光があたるとフィルターの樹脂部分が劣化してしまいます。

だいたい3-4時間程度陰干しをしていると、乾燥していると思います。

エアコンの機能的には多少水気があっても大丈夫なのですが、きちんと乾燥していた方が良いですね。

-5:エアコン本体の雑巾がけ

忘れがちなのが、エアコン本体の上部の清掃です。

ホコリが結構のっていたりします。

水で濡らした雑巾を固く絞って、雑巾がけを行った跡、水気を拭き取るために、乾いた雑巾で乾拭きしてください。

清掃中は、エアコンの電源を入れないようにしてください。

フィルターなど、部品を外した状態なので、電源を入れてしまうと誤作動やエラー、故障の原因となります。

■最後に

エアコンは運転ボタンを押せば動く便利な家電ではあるのですが、意外と使い方を知らない方も多く、少し知恵をつけて使ってみるだけで、とても過ごしやすくなります。

こんなに便利な機能があるのに使わない手はないですね。

参考文献(敬称略)
富士通ゼネラル シーズン前の試運転・お手入れ方法

https://www.fujitsu-general.com/jp/support/how-to/as/pre-season/

三菱電機 シーズン前(使い始め)にすることを教えてください
https://faq01.mitsubishielectric.co.jp/faq/show/2662?site_domain=default

ダイキン工業 夏本番前にエアコンのスイッチオン!
https://www.daikincc.com/campaign/switch-on/

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