東京新生活お部屋選びのお勧め4
2022.11.09

就職や進学でお部屋を探される方も多くいらっしゃると思いますが、お部屋選びは、めったに行わないので、知らない用語も多くかと思います。
今回もお部屋選び見かけるそんな言葉をご説明させていただく第二弾です。
目次
前回からの続きになります、宜しければそちらをご覧いただいてから読んでいただければと思います。
東京新生活お部屋選びのお勧め3
今回も、あまり細かい内容は少なくして分かりやすいように記載していきます。
敷金ってなににつかうの?

お部屋を借りる際に必ずと言っていいほど聞くのが敷金。
ご存じの方も多いと思いますが敷金・礼金・仲介手数料・火災保険・家賃保証会社ではないでしょうか?
もちろん無いものもありますがお部屋探しのサイトのスーモやHolmes等で調べていると契約金の欄に書いてあります。
契約金とひとまとめで説明されて、かかるものなのかなと思って支払っている方もいるのではないでしょうか?
そんな契約金のご説明で最初に「敷金」です。
大抵は契約金でかかるものは帰ってこないお金になりますが、敷金は預り金と言って契約が終了すると返金してもらえるお金になります。
とは言え、前に引っ越した時に帰ってこなかったと思う人もいるかもしれません。
これは、原状回復(壊したり・汚してしまったものを元に戻す費用)や契約時に記載されている退去後のハウスクリーニング・エアコン清掃費や鍵交換代、最後の月の日割り家賃などが差し引かれている為かもしれません。
預けた敷金では足りない場合は請求をされることもあるかもしれません。
滞納したお家賃があった場合はそれも相殺されます。
そういった何かのために預けているのが敷金です。
契約時に多く払うのは大変ですが、次の引っ越しの際に心配が少なくなり、新しいお部屋の契約金と重なると大きな出費になるのを避けることもできるお金ともいえます。
また、厳密には違いますが「保証金」も同じような意味のお金になります。
礼金は?
上記で記載した敷金とは違い帰ってこないお金になります。
「礼金」なんて名前だと、なんで部屋を契約しているのにお礼をこちらがしなければならないのかと思うこともあるかと思いますが、昔のアパートやマンションのような借家が少なかった時代はそのような意味だったのですが、現代は礼金を使って新しく入居をされる人のために設備を新しくしたり、広く募集を行うために使われることが多くなりました。
時には、敷金なしで礼金のみの契約の場合には、退去の際にかかる費用が無いというものもあったりしますので、使い方はそれぞれですが、お部屋の環境の為に利用されることが多くあります。
礼金と仲介手数料は違うの?
礼金と一緒で帰ってこないお金に仲介手数料があります。
これは、お部屋を紹介した不動産屋への手数料になります。
不動産屋の主な収入源になりますが、ないこともあります。
れは、不動産業法等で規定がされており、お部屋を借りる場合は月額賃料の1ケ月分(別途消費税)までになっています。
これを超えて請求をされた場合は違法になる為、事情が無い限り契約をしないことをお勧めします。
(実際、そんなのは見たことありませんのでご安心ください)
敷引きってなに?
契約と言っても色々な内容があり、一部地域では「敷引き」と言われる慣習があります。
これは、契約の時に預けた敷金のうち、予め退去の時に差し引くお金を決めておく方法になります。
言ってみれば後払いの礼金のようなものです。
地域や時代の変化であったりなかったりしますが、契約書に記載があった際は帰ってこない敷金がどの位になるかは、確認をして契約を行うことをお勧めします。
共益費は家賃と違うの?
「同じように毎月支払うのであれば、家賃と共益費に分けずに、まとめてもらった方がいいのに」と言うお言葉を聞くことがあります。
そもそも、共益費とは何かというと共用部(通路や階段やエントランス)のマンションの維持管理にかかる費用として家賃とは別の経費に充てる費用という意味合いがあります。
例えば、廊下や階段の照明やその電気代、エレベーターの電気代や維持費用などを全体で割って各お部屋ごとに設定したものという内容が一般的です。
とは言え、共益費が無いものもあり、それは家賃に含まれています。
名前が違うだけで税法等の違いはありません。
では、なぜ分けるのか?メリットやデメリットに分けてお話します。
【メリット】
1、オーナーは家賃が安く見えて選んでもらいやすくなる。
A. 家賃6万円と
B. 家賃5.5万円・共益費0.5万円
では、どちらが安く見えるでしょうか。
合計は同じなので損得は発生しませんが見た目にBが安く見えます、
しかも、ネットで検索する際に5.5万円以下の条件検索の際にBは出てきますがAはヒットしません。
2、お客様は費用が減る、基本的に敷金・礼金・仲介手数料は「家賃の〇ケ月分」になるので、家賃が減れば全体の費用が減ります。
【デメリット】
1、オーナーは収入が減る、更新料も家賃の1ケ月分が相場なので少なくなります。
2、共益費が高いとだまされている気になる。
共益費は家賃の5~10%が基準と言われますが(※)極端な例として、家賃3万円・共益費3万円のお部屋があったら不信感を感じてしまいす。
※共益費に水道光熱費が含まれる場合や特別なサービス(マンションに入居者専用のフィットネスがあるとか)が入っている場合はそれにプラスされます。
原状回復費用ってなに?
お部屋の内見の際や契約時に原状回復費用という言葉を聞くと思います。
また、お部屋を退去される際にもよく聞きます。
原状回復費用とは、最初に借りた状態に戻してかえす為の費用です。
誤って壊したり、汚したりしてしまったものを補修・交換する費用になります。
なので、きれいに使うとかからなかったり、安くなったりします。
※経年劣化・時間の経過とともに古くなってしまった費用は含みません。
リフォームとリノベ―ジョンの違いは?

お部屋探しでたまに見かける「リフォーム済み」とか、「部屋を探すならリノベーションのお部屋がお勧め」とか聞いたりしますが、その違いは何か?
リフォームは、古くなったものを新品に交換するなどして、新築に近づけるような工事や補修をいいます。
ですので、古くなった壁紙を新しくしたり、床を張り替えたりすることをいいます。
一方リノベーションは、全く新しい改装したり、床や壁の材質ごと変えてしまい新しい価値を見出すような変更に使われます。
言葉ではイメージしにくいかもしれませんが、例えば古い和風2DKのお部屋をリノベーションして1LDKのアジアンテイストのお部屋にするなど、その部屋自体が持っていた意味合い辞退からがらりと変更するような変更です。
たまに、建物の外観と全く違う内装のお部屋なんかがある場合リノベーションの可能性が高いです。
電磁調理器と電気調理器

お引越しをすると最初からキッチンにコンロやIHクッキングヒーターが備えているものも多くなってきました。
そんななかでたまに、不動産サイトの設備の欄に「電磁調理器」「電気調理器」というチェック項目があったりします。
なんとなく同じようにみえますが、実は違います。
「電磁調理器」はIHクッキングヒーターをさしますが、「電気調理器」は電気で発熱するヒーターがついていてその熱でフライパンなどを温めて料理するものになります。
IHクッキングヒーターと違い、専用のフライパンや鍋でなくても使うことが出来ますが、実際に熱を出すため利用後などはかなりの高温になっています。
都市ガスとプロパンガス

これも設備のチェック項目などに良く記載があります。
都市ガスは水道のようにガス管がきていてガスを利用できます。
プロパンガスは専用のガスボンベがアパートやマンションの一部に設置しており、定期的にガス会社さんが交換にくるものです。
多くあげられるのは費用とガスの種類です。
一般的には都市ガスの方が安いとされています。
また、この違いで使えるガスコンロを購入する際は必ず確認が必要です。
だいぶ長くなりましたが、お部屋探しに少しはお役立ちできるかと思います。
不動産用語等のご説明を書かさせて頂きましたが、お役立ちになりましたでしょうか。
他にも多くの用語がありますが、とても説明できそうにないのでここまでとさせて頂ければと思います。
何かの際にご活用いただければ幸いです。
東京新生活お部屋選びのお勧め1