【レシピ付き】ラーメンを作ってた食べる
2021.10.16

緊急事態宣言は解除されましたが、まだ通常営業に戻っているお店は一部です。
ラーメンは、普段外に食べに行くものといったイメージがありますが、今回は自分で作ってみました。
手作りチャーシューから仕込み具材まで、アサリラーメンと油そば2種類の作り方を公開します。
最近、緊急事態宣言は解除されましたが、それでも夜の飲食店閉店時間が早く、少し遅れただけで晩ごはんを食べるお店が無くなっていたりします。
ふと美味しいラーメンが食べたい!と思っても、お店が閉店時間になっていた、なんて経験をされた人も多いと思います。
今回は、自宅で作れるラーメンのレシピをご紹介します♪
あさりラーメン

スープの基本的な考え方は、アサリの酒蒸しのスープにラーメンを入れたらおいしくなるよね。といった考えをベースにしていきます。
【作り方】
-1:アサリを海から取ってきます。
アサリの収穫時期は、3-5月頭程度までになります。
収穫時期になると、海辺で潮干狩りのできる海水浴場などがあるので、チェックしていきます。
収穫時期では無い場合は、冷凍か市販品を使っていきますが、鮮度はやはり採れたてに限るので妥協をしてください。
-2:アサリを洗います
アサリの貝殻を擦り合わせて水道水で洗っていきます。
海で直接収穫した場合、殻に汚れが溜まりやすいので、貝殻を擦り合わせて汚れを落としていきます。
市販品であった場合、そこまで汚れていないケースが多いので、擦り合わせたときに出るカスの量が多いかな?と思ったら、念入りに洗っていきます。
-3:アサリの塩抜きを行います。
塩抜きする水は、二種類の考え方があります。
○海水で塩抜きする方法
潮干狩りの会場に行くと、お持ち帰り用に砂抜きされた海水を用意してくれている会場があります。
この海水を使って塩抜きをしていきます。
この場合、海水の持つミネラルや海臭さがそのままラーメンに反映されるので、恐ろしく潮臭い、好みの分かれるスープになっていきます。
○水道水で塩抜きする方法
500mlのペットボトルに、大さじ1の塩を入れて塩水を作っていきます。
大さじ1は、基本15g、ペットボトル500mlに対して丁度3%になるので、お手軽に塩水を作ることができます。
ザルとボールなどにアサリと塩水を入れて、アルミホイルや新聞紙などをして潮干狩りしてきた場合は、半日、市販品の場合は、1-2時間放置していきます。
適正温度は、20℃前後なので、直接日差しのあたらないところであれば、概ね維持できる温度かと思います。
-4:具材の調理と準備
ゆで卵・・・
お好みの具材の一つですが、ラーメンにゆで卵は欲しいかと思います。
今回はアサリラーメンなので、味付けにすると、濃くなりますので、普通のゆで卵の方があいます。
ネギまたは、かいわれ大根や糸唐辛子など・・・
薬味の分類です。アサリラーメンの淡白な味わいに苦味をプラスする重要な役割を持っていますが、お好みで。
-5:ラーメンスープの作成
塩抜きの終わったアサリを、水200ml(1人前)、にんにく1片、生姜1片(共にチューブ代用可)と共に煮ていきます。
この時、アサリの開く音がしはじめたら鍋を振り、アサリが開いたら火をとめて、アサリを取り出します。
この時、スープは絶対捨てないようにしてください。
鍋に残ったスープに、白だし大さじ3を加えて、軽く沸騰させます。
ここでスープが完成していくので、胡椒やオールスパイスで味を整えていきます。
海水で塩抜きをした場合、ここで塩を入れるとかなり塩っぱくなるので、水を継ぎ足すなどして味の調整をしてください。
水道水で塩抜きした場合、塩も調整用に使っていきます。お好みの味にしてくださいね。
-6:麺を作るか茹でる
麺を自作する場合、作業量が多いので、製麺機があると便利ですが、無い場合は製麺所へ買いに行くか、スーパーなどで市販品を手に入れるなどで対応していきます。
うどんの麺は自作した経験があるのですが、ラーメンの麺は、私の自宅に製麺機が無いため、チャレンジ出来ていません。
市販品を使う場合、PBブランド(スーパーのオリジナルブランド)でも良いものが多いのですが、メーカー品の場合、東洋水産マルちゃんの中華麺シリーズのクオリティが高くおすすめです。
茹で時間は規定時間で大丈夫です。
あとは盛り付けをして完成です。

いざ、実食。
アサリの塩抜きを海水で行ったので、潮臭さが半端無く、海を食べているかのような存在感があり、またアサリのさっぱりとした旨味と麺が絡み、メンマが歯ざわりにアクセントを、かいわれ大根が少々の苦味となり、旨い。
これが自分で作れるのだから、外に食べにいく必要もなくなります。
ちなみに、市販品のネギに根がついている場合、水耕栽培でネギを増やす事ができます。
ネギの根を水につけて、栄養剤を入れて水耕栽培ができます。
ですが、注意点として、さすがに土の持つ豊富な栄養素までは期待ができないので、旨味は半減してしまいます。

油そば

大人気店のラーメン屋さんは、並ぶだけでも一苦労ですが、自分で作れば並ぶ必要もありません。
油そばは基本のタレさえ用意できてしまえば、時短も可能なラーメンの一つです。
チャーシューを自分で作ることで、醤油タレを作ることができます。
この醤油タレを使って、油そばのスープを作っていくので、作るのが楽ちんになるといった特徴があります。
【作り方】
-1:チャーシューを作っていきます。
チャーシューは、赤身肉を食べたいのか、脂身を食べたいのかで大きな壁があります。
脂身が多ければ、出汁ににじみ出る脂が多くなりまた脂身が持つ脂の旨さが楽しめて、赤身肉が多ければ食べる部分が増えるとなかなか好みの分かれる部分です。
個人的にチャーシューを調査したところ、醤油タレを作って豚バラ肉を煮込むだけでできる事がわかり、今回醤油タレで作っていきます。
醤油タレは、醤油4:酒1の比率で鍋に入れていきます。
他に、にんにく、生姜を各1片入れていきます。にんにくと生姜は、肉の臭み消し目的です。
醤油タレが煮立つのを確認してから、火を弱火にして豚バラを煮込んでいきます。煮込む際、落し蓋をしておいてください。
豚バラ肉が半分程度しか浸らない場合は、30分後にひっくり返して煮込んでいきます。

表30分、裏30分煮込んだら、火を止めて肉を休ませていきます。
他の具材や麺を茹でる時間もあるので、火をとめてそのままにしておきます。
目安時間は、10分以上そのままにしておきます。
醤油タレはチャーシュー以外のも応用が効く、いいタレになります。
冷奴にかけても美味しいし、ステーキにもそのまま使えます。再利用する時は、中に入れたにんにくと生姜を取り出してから保管してください。
-2:他の具材の準備
チャーシューの仕込みの間に、麺とその他具材を仕込んでいきます。
○ゆで卵
ゆで卵の半熟具合はお好みで。味付け卵にするには、麺つゆを希釈倍率通りにして、半日つけておきます。
麺つゆの種類にもよりますが、かつお出汁や昆布出汁に醤油といったバランスの取れた出汁なので、簡単に作ることができます。
○薬味
今回のレシピではかいわれ大根を使っていますが、小ねぎを使っても太いねぎを使ってもお好みです。
自分で作るラーメンだけに、好きな薬味を入れていきます。
○もやし
炭水化物の塊でもあるラーメンですが、野菜は美容と健康のために欲しくなります。
レンジで500w 3分チンすると芯が残るくらいの歯ざわりになり、5分を越えると優しい歯ざわりのもやしになります。固さはお好みです。
メンマも自作したかったのですが、ここは時間がかかるため市販品を使っています。
○麺
麺は規定時間通りで仕込んでいきます。
麺の太さは油そばだけに、太麺が映えます。また、スープが無い分、食べごたえもあります。
メーカー品の場合、東洋水産マルちゃんの中華麺シリーズのクオリティが高くおすすめです。
茹で時間は規定時間で大丈夫です。
-3:全ての具材の盛り付け
そして、準備した具材を盛り付けて完成。

できた!
あとは、思うがままかき混ぜて食していきます。
醤油ダレに混ざる豚の脂と醤油の甘さが際立ち、酢をいれた酸っぱさが残るかと思われますが、麺の暖かさで酢っぱさが飛び、酢の旨味が残るという手軽な割にガッツリ美味しい油そばができあがります。
いかがでしたか?
ラーメンのスープは意外と自分で作ってつくれない物でも無いので、お休みの日にでもチャレンジしてみてはいかがですか?
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